USCPA取得への道

アカウンティング留学をして良かった点と悪かった点をまとめてみた。

アメリカ留学でいちばん人気な専攻は何だと思いますか?

ビジネス専攻は留学生の中でもトップクラスに人気があります。
日本人留学生の中でもMarketingやBusiness Administrationはかなりの人気があります

実際にビジネスを学ぶためにアメリカ来ました!という学生は本当に多いのに対して、
だけど会計学(アカウンティング)を学ぶためにアメリカに来ました!!
こんな留学生はかなり少ないです。

筆者はビジネス専攻でマネジメントを学びつつ、
会計学も専攻しているでダブルメジャーを取っています。

今回は会計学専攻でよかった点と悪かった点を交互に紹介していきます!



会計学はかなり魅力的なメジャーのひとつ

ビジネス専攻だからこそ会計学というメジャーはとても魅力的に感じています。
それは単に会計士として将来の選択肢があるという事だけではありません。

ビジネス専攻を学んでいる学生は多いですが、
実際に専門性が無さすぎるという点に置いてデメリットに感じることが多かったです。

ビジネス専攻では、マーケティングやマネジメントについて専門的な事を学びますが、
資格を取得して形あるスキルを提示するという選択肢がかなり少ないです。

それに対して、会計学(アカウンティング)を学んでいる学生の一つのゴールとして
USCPA(米国公認会計士)という資格試験があります。

日本ではまだまだニッチな資格ですが、
日本企業ではこの資格を持っているだけで海外駐在としての可能性が大きく広がります。

またアメリカではH−1B Visaに対しての優遇があったりとメリットが多かったりします。

個人的には何より、専門的なスキルという面で
普通のビジネスメジャーよりも実用性がある点が大きな魅力だと思っています。

会計学専攻はビジネス学部よりも専門性が高く、卒業後に受験できるUSCPAは
キャリアアップとして取得を目指している社会人の方が多い。

会計学(アカウンティング)専攻で大変だったこと

わたしの場合はマネジメント専攻との授業を両立しているのですが、
どんなビジネスクラスよりも会計のクラスの方が難しいです。(個人差がありますが)

ビジネス学部のクラスは会計学の生徒と比べると全体的にプレゼンテーションは多め、
そしてテストは基本的に暗記中心なところがあります。

会計学はそこにプレゼンと暗記以外に計算問題が入ってくるイメージです

留学生の悩みのタネとして
数学ができないから安直にビジネス専攻にしている学生が多いです。
彼らが英文会計入門でつまずく率が高いため会計学を嫌う傾向にあります。

そして一番に言いたいことは

ビジネス専攻よりは全体的に勉強の量が多めです。
(ビジネスと会計学のダブルメジャーをしているので保証済みです)

会計学は学費が高い

会計学を学んでいる学生にとって、学費が高いという課題があります。
一般的に大学を卒業するためには120単位必要です。

しかし、会計学を学んでいる学生の最終的なゴールがUSCPAです。
一般的にUSCPAは150単位を履修する必要があります。

普通の学生よりも30単位多くクラスを取る必要があります。
1学期に取るクラスの平均が15単位くらいなので、
最終的に150単位を履修するためには単純計算で5年ほどかかってしまいます。

120単位の取得後は
MBA大学院に行く学生もいたり
わたしのようにビジネスメジャーとの2つの学位持ちの学生もいます。

USCPA(米国公認会計士)の試験を受けるために150単位が必要になってくる。
そのため他の学生よりも1年卒業が遅くなってしまう可能性がある。




卒業してからが本当の勝負になる

会計学の単位を取得するとUSCPAを受験することができます。
4つの試験を合格することで晴れて米国公認会計士として認められます。

仮に卒業しても、USCPAのための勉強は続きます。
社会人として働きながらテストに合格するのは体力的にも精神的にもキツくなるというのが
デメリットになってくると思います。

わたしの場合は入社までの期間が10ヶ月ほどあるので
少しづつですが勉強を始めています。(応援よろしくです)

実は州によっては大学在籍中に試験を受けることが可能です。
州にこだわりがない場合は学生中に取ることも可能になってきます。

就活ではビジネスと会計学どっちが有利?

次に留学生の就活の話をしていきますね。
日本人留学生にはボストンキャリアフォーラムと呼ばれる
バイリンガル向けの就活フォーラムが開催されます。

ここに参加する学生の多くはビジネスメジャーが多いです。
わたしもビジネスメジャーでお仕事を探していましたが、なかなか苦戦をしていました。

ビジネスメジャーはかなり飽和しているので、
かなり差別化できるアピールポイントがない限り
名門大学ブランドの学生と戦って内定を貰うのはきついと思います。

会計学として面接を受けて、USCPAの取得を目指していることを伝えると
かなり採用の方からの評価はとても良かったです。(これは個人的な意見です)

あくまで個人的な体験談ですが
飽和しているビジネス専攻よりも、
スキルのあるアカウンティングメジャーの方が価値のあるように見られると思います。

キャリアアップを目的とした留学

会計学を学んでいる学生は社会人経験のある方が多いです。
過去に経理の仕事をしてきたからキャリアアップを目的として
英語力とUSCPAを取りにくる留学生は多いです。

特に日本の大学を卒業している方は会計の単位だけでUSCPAの受験資格を得られるので
短期留学して単位取得と英語力UPを目指している社会人の方も過去にいました。

フレキシブルな留学形態があるのも会計学留学の魅力かもしれませんね。